野中郁次郎先生が亡くなられたと聞いたとき、非常に残念でした。野中先生とは、『知識創造企業』や『ワイズカンパニー』で共同研究されていた竹内弘高氏のご子息の結婚式で同席になり、話が弾みました。しかし、それ以来なかなか交流の機会はなく、もっと色々なことを聞 ...

DEIへの逆風はハラスメント問題とも密接に関わる。米国ではハラスメントを雇用差別の一形態と捉えるためだ。公民権法などが定める人種、性別といった「保護カテゴリー」に基づく、歓迎されない言動を指す。こうした言動が継続し、合理的な人が見て敵対的な職場環境を ...

必要最低限の業務で、ほどほどに仕事をする「静かな退職」。近年、日本や米国のZ世代を中心にこうした働き方をする社員が増えている。今回は静かな退職の現状や課題、企業がとるべき対応などをテーマに、注目の過去記事をピックアップしていく。

トランプ米大統領の「相互関税」公表を受け、3日の日経平均株価は一時、約8カ月ぶりの安値となる3万4100円台を付けた。予想を上回る関税率に、市場関係者の間で衝撃が走った。今後の通商交渉で日本には有効なカードがないとの見方もあり、株安が長期化する恐れも ...

4月1日、北海道と群馬、東京の3都道県などでカスタマーハラスメント（カスハラ）条例が施行された。企業間カスハラも多く、親事業者から下請け事業者など取引上の力関係を背景に起こりやすいのが特徴。独占禁止法や下請法の違反につながる点にも注意が必要だ。

「106万円の壁」撤廃による社会保険料の負担増を見越し、雇用する障害者217人の解雇を決めた。障害者は野球ボールの製造に従事していたが、保険料負担分の売り上げ確保は困難と判断した。保険料適用拡大を大きな経営リスクと捉え、無理のないペースで採用していく ...

「ためしてガッテン」は長い放送期間の間に何回か番組の尺が変更されている。38分から45分あって、全部見るとそれだけの時間がかかるのだが、放送後に掲載されるウェブページを読むと、同じ内容が5分足らずで理解できてしまうのだ。

全国24カ所にあるMicrosoft Baseは、Microsoft 365 ...

就活市場は売り手有利が続き、初任給30万円台も珍しくなくなりつつある。ただ、苦労して採用した新人が早期退職する事例が頻発しては元も子もない。独自の研修や配属、定着を促す取り組みから、新人をつなぎ留める極意を探る。

防衛大学校で未来の幹部自衛官たちを相手にマーケティングを教えた野中郁次郎氏。民間企業に進んだ教え子の一人が学研ホールディングスの宮原博昭社長だ。およそ20年間減収傾向にあった同社を立て直した宮原氏の経営観にも野中流が生きる。

国内の大小様々な企業を対象にケーススタディーを重ねた野中郁次郎氏。その研究を通して彼が提唱してきた理論は、多くの経営者に受け入れられてきた。企業は組織や事業にSECIモデルを落とし込み、今日の経営に生かしている。

野中郁次郎氏は会社員を経て米国に渡り、世界中の学者や経営者らと交流。経営学界・実業界に影響を与える「知識創造理論」を生み出した。野中理論の本質とは何か。躍動感に満ちた生涯とアカデミアの評価から探る。